中2数学は、前の単元の計算が、次の単元の道具になる
中2の数学は、一つ詰まると先へ進めない教科です。式の計算で符号を落とす癖があると、連立方程式で同じミスが出ます。連立方程式が不安定なまま一次関数に入ると、「2点を通る直線の式」や「2直線の交点」で、また同じところで崩れます。前の単元の計算が、次の単元の道具として使われるからです。
二之江中学校(二之江中)の中2数学の定期テストを読み比べると、この構造がそのままテストの作りに出ています。式の計算、連立方程式、一次関数、図形の証明の順に、前の単元の力を使う問題が並んでいるのです。この記事では、回ごとに何が問われるか、どの型が繰り返し出るか、そして具体的な解き方をまとめました。
二之江中には一之江側・船堀側の両方から通っており、当塾にも両地域から生徒が来ています。松江一中・二之江中・松江六中など、船堀エリアの中学から一之江の教室に通う生徒を指導してきました。船堀側から通う方は、船堀エリアの定期テスト対策塾のページもあわせて参考にしてください。
二之江中 中2数学の通年の傾向
本記事は一般的な学習情報をまとめたものではなく、二之江中学校で実際に使われた定期テストをもとに、当塾が独自に分析したものです。
二之江中の中2数学は、学校が「第1回〜第4回定期考査」と呼ぶ年4回のテストで、試験時間は50分です。どの回にも共通する特徴は次のとおりです。
- 冒頭に、1問2〜3点の小問が数多く並ぶ。
計算や用語の問題で、ここを取りこぼさないことが得点の土台になります。後半には、会話文・アンケート・グラフなど、場面設定の長い問題が数問入ります。 - 主役は、連立方程式・一次関数・図形の証明の三つ。
連立方程式は計算も文章題(代金・速さ・濃度)も出ます。一次関数はグラフ、変化の割合、変域、式の決定、交点が中心です。図形は合同条件と証明、平行四辺形が中心です。 - 証明・説明は配点が大きい。
6〜8点の証明や文字式の説明が出ます。「計算過程を書くこと」と指定される問題もあり、答えだけでは点にならない問題が増えています。 - 用語・定義も問われる。
単項式・多項式と次数、平行四辺形の定義、逆と反例、変化の割合の意味、語群から選ぶ穴埋めなどです。計算だけの勉強では落とす問題です。 - 回によっては、1年の内容が小問に混ざる。
方程式、比例・反比例、作図、おうぎ形、体積・表面積、中央値などです。
広く見えますが、独学では気づきにくい点が二つあります。
一つめは、単元が入る回が、年度によって入れ替わることです。近年は、第1回が式の計算と連立方程式、第2回が連立方程式と一次関数の入口、第3回が一次関数、第4回が図形という並びです。以前の年度には、図形が各回に一つずつ並び、一次関数が第4回に来る年もありました。平行四辺形が第4回に出る点だけは、どの年度も共通していました。先輩のテストの回の順を当てにせず、範囲表で単元名を確かめる必要があります。
二つめは、同じ型の問題が、回や年をまたいで繰り返し出ることです。たとえば次のような型です。
- 解を与えて、連立方程式の係数 a、b を逆算する問題
- 連続する整数の和が倍数になることの説明
- 歩く→走るの2段階の速さを、連立方程式で解く文章題
- x の変域から、一次関数の係数を求める問題
- 一次関数のまとめ文を、語群から選んで埋める問題
型を知っていれば、初めて見る問題が減ります。
テスト回ごとの出る内容・解き方・出題例
以下は近年の並びを基本に、年度によって入れ替わる単元を添えています。
第1回定期考査(6月)
この回で出やすい単元
式の計算(単項式・多項式と次数、同類項、かっこのある式、乗除、累乗を含む計算、分数の式)、等式の変形、式の値、文字式による説明(整数・倍数・カレンダーなど)、連立方程式の基本(解の確認、加減法・代入法)。年度によっては、平行線と角、多角形の内角・外角の和が第1回に入ります。
要点と覚え方・解き方のコツ
式の計算で最も失点が多いのは、かっこの前のマイナスです。−(3x−2y) は、先頭の項だけでなく、かっこの中の全ての項の符号が変わります。分数の式の引き算では、通分したあと、引く方の分子を必ずかっこで囲んで書きます。かっこなしで書くと、2番目以降の項の符号を直し忘れます。累乗は、−7² は「7²にマイナスがついたもの」なので −49、(−7)² は 49 です。かっこがあるかどうかを、計算の前に確かめます。
乗除の混じった式は、わり算を逆数のかけ算に直し、最初に符号を決めます。負の数が奇数個なら答えは負です。そのあと係数どうし、文字どうしを約分します。
等式の変形は、求める文字を左辺に残し、ほかを右辺へ移す作業です。「x について解く」なら、x を含まない項を右辺に移し、最後に x の係数でわります。分数が入る式は、先に両辺に分母をかけて整数の式にします。
文字式の説明は、次の三つの手順で書きます。まず「n を整数とする」と文字を決めます。次に、示したい数を n の式で表します。最後に「(整数)×(倍数)」の形に直し、「〜は整数だから、〜の倍数である」と結びます。連続する奇数は 2n+1、2n+3 と、2ずつ違う形で表します。
連立方程式の加減法は、消したい文字の係数をそろえるところで失点します。左辺だけを倍して、右辺を倍し忘れるミスが最も多く出ます。係数の符号が同じなら引き、反対なら足します。解を求めたら、もとの2つの式に代入して検算します。
こんな問題が出ます
問1 次の計算をしなさい。(2x−y)/3 − (x+3y)/4
【答】(5x−13y)/12
解くポイント:分母3と4の最小公倍数12で通分し、分子を 4(2x−y) − 3(x+3y) と、かっこをつけて書きます。引く方のかっこの中は全ての項の符号が変わるので、8x−4y−3x−9y=5x−13y です。
問2 次の連立方程式を解きなさい。2x+3y=1、3x−2y=8
【答】x=2、y=−1
解くポイント:y の係数を6にそろえるため、上の式を2倍、下の式を3倍します。右辺にも同じ数をかけて 4x+6y=2、9x−6y=24。y の符号が反対なので足し合わせて 13x=26、x=2 です。上の式に代入して y=−1。最後に下の式にも代入し、3×2−2×(−1)=8 になることを確かめます。
問3 連続する2つの奇数の和は4の倍数になります。このわけを、文字を使って説明しなさい。
【答】n を整数とすると、連続する2つの奇数は 2n+1、2n+3 と表せる。その和は (2n+1)+(2n+3)=4n+4=4(n+1)。n+1 は整数だから、4(n+1) は4の倍数である。
解くポイント:奇数は 2n+1 と表します。連続する奇数は2ずつ違うので、次は 2n+3 です(2n+2 は偶数になってしまいます)。最後に「n+1 は整数だから」と書き、「4×(整数)」の形になったことを示します。この一文が答案の最後に入るのが、この単元の型です。
この回の対策の優先順位
まず式の計算を、符号と通分に気をつけて毎日数問解きます。次に加減法の連立方程式を、検算まで1セットで練習します。文字式の説明は、三つの手順を1つの型として覚え、数本書いて慣らします。
第2回定期考査(9月)
この回で出やすい単元
連立方程式(係数が分数・小数・かっこの式、3つの式が等しい形、解から係数を逆算する問題)、連立方程式の文章題(代金・速さ・割合・濃度)、一次関数の入口(一次関数かどうかの判断、変化の割合、グラフ、傾きと切片、変域)。年度によっては、三角形の合同と証明がこの回に入ります。
要点と覚え方・解き方のコツ
係数が複雑な連立方程式は、まず ax+by=c の形に整えます。分数は分母の最小公倍数を両辺にかけ、小数は10倍・100倍して整数にし、かっこは展開します。ここで失点するのは、かけ算のとき、整数の項や右辺にかけ忘れる場合です。3つの式が等しい形(A=B=C)は、A=B と A=C のように2つの式に分けて、ふつうの連立方程式にします。
解から係数を逆算する問題は、x と y に与えられた数を代入して、a と b の連立方程式を作ります。このとき a、b が未知数に変わります。負の数を代入するときは、かっこをつけて符号を守ります。
文章題は、「何を x、y とおくか」を最初に書きます。速さの問題では、道のりを x、y とおくと、時間の式は「道のり÷速さ」です。時間を x、y とおく考え方もあり、テストでは両方の式を空欄で問う形も出ています。解いたあとは、答えが問いの量(道のりなのか、時間なのか)になっているか、合計が条件に合うかを確かめます。
一次関数の入口は、言葉を正確に使えるかが問われます。y=ax+b の a が傾きで、変化の割合と同じです。b が切片で、グラフと y 軸の交点の y 座標です。「y が x の一次関数である」かどうかは、y=ax+b の形(a は0でない)に表せるかで判断します。y=a/x の形は反比例で、一次関数ではありません。グラフは、切片の点を先に打ち、傾きの分母だけ右へ、分子だけ上(負なら下)へ進んで2点目を打ちます。
こんな問題が出ます
問1 連立方程式 ax+by=4、bx−ay=7 の解が x=2、y=−1 であるとき、a、b の値を求めなさい。
【答】a=3、b=2
解くポイント:x=2、y=−1 を代入します。負の数にかっこをつけて、a×2+b×(−1)=4、b×2−a×(−1)=7 と書き、整理すると 2a−b=4、a+2b=7 です。今度は a、b が未知数なので、加減法か代入法で解きます。
問2 家から1800m離れた駅まで行くのに、はじめは分速60mで歩き、途中から分速150mで走ったところ、全部で18分かかりました。歩いた道のりと走った道のりを、それぞれ求めなさい。
【答】歩いた道のり600m、走った道のり1200m
解くポイント:歩いた道のりを x m、走った道のりを y m とすると、x+y=1800、x/60+y/150=18 です。2つ目の式は、両辺に60と150の最小公倍数300をかけて 5x+2y=5400 に直します。1つ目の式の2倍(2x+2y=3600)を引くと 3x=1800、x=600、y=1200 です。歩いた時間は10分、走った時間は8分で、合計18分になることを確かめます。
問3 一次関数 y=−3x+5 で、x の値が2から6まで増加するとき、変化の割合と y の増加量を求めなさい。
【答】変化の割合は−3、y の増加量は−12
解くポイント:一次関数の変化の割合は、どこで調べても傾きと同じで −3 です。x の増加量は 6−2=4(6ではありません)。y の増加量は、変化の割合×x の増加量なので、−3×4=−12 です。
この回の対策の優先順位
まず、分数・小数・かっこの連立方程式を、整数の式に直す手順で固めます。次に、解から係数を逆算する型と、歩く→走る型を1題ずつ解きます。一次関数は、傾き・切片・変化の割合を、自分の言葉で言えるようにします。合同と証明が入る年度は、範囲表で確かめ、第4回の項を先に読んでください。
第3回定期考査(11月)
この回で出やすい単元
一次関数(グラフ、式の決定、変域、交点、点が動くときの面積、グラフの読み取り)。年度によっては、二等辺三角形・正三角形・直角三角形の合同の証明と、連立方程式の文章題がこの回に入ります。
要点と覚え方・解き方のコツ
式を求める問題は、三つの型に分けると迷いません。傾きと1点が分かるなら、y=ax+b に代入します。2点が分かるなら、傾きを「y の増加量÷x の増加量」で出し、1点を代入して b を求めます。平行な直線なら、傾きは同じです。傾きを計算するときは、x も y も「あとの点−はじめの点」に引く順をそろえます。逆にすると符号が反転します。
変域は、傾きの正負で決まります。傾きが負なら、x が大きいほど y は小さくなるので、大小が逆転します。両端の x を式に代入し、y の小さい方から並べて書きます。「≦」と「<」は、x の端が含まれるかどうかと、y の同じ端が対応します。x の端が含まれないなら、対応する y の端も含まれません。
交点は、2つの直線の式を連立方程式として解きます。x だけ求めて終わらず、y も求め、座標の形で答えます。「どのように求めたか、計算過程を書くこと」と指定されて、6点がつく形で出た回があります。
点が長方形の辺の上を動く問題は、辺ごとに x の範囲を分けます。それぞれの範囲で、底辺か高さを x を使って表し、「底辺×高さ÷2」で面積 y を x の式にします。グラフは、x の変域の範囲だけを線で結びます。
方程式の形で与えられた直線は、y について解いてから傾きと切片を読みます。たとえば 3x−4y=12 は、y=(3/4)x−3 に直します。x=0 と y=0 を代入して、y 軸・x 軸との交点を2点求める方法でも描けます。
グラフから式の文字の符号を答える問題は、読み取る場所が決まっています。傾きが a、y 軸との交点が b、x=1 のときの y の値が a+b です。
こんな問題が出ます
問1 2点 (1, 5)、(3, −1) を通る直線の式を求めなさい。
【答】y=−3x+8
解くポイント:傾きは (−1−5)÷(3−1)=−6÷2=−3 です。x も y も「あとの点−はじめの点」で引きます。y=−3x+b に (1, 5) を代入すると 5=−3+b、b=8 になります。
問2 一次関数 y=−2x+3 で、x の変域が −1≦x<4 のとき、y の変域を求めなさい。
【答】−5<y≦5
解くポイント:x=−1 のとき y=5、x=4 のとき y=−5 です。傾きが負なので、x が大きいほど y は小さくなります。x=4 は含まない(<)ので y=−5 も含まず、x=−1 は含む(≦)ので y=5 は含みます。小さい順に並べて −5<y≦5 と書きます。
問3 2直線 y=2x−1 と y=−x+8 の交点の座標を求めなさい。
【答】(3, 5)
解くポイント:交点は2つの式を同時に満たす点なので、連立方程式として解きます。2x−1=−x+8 より 3x=9、x=3。これを y=2x−1 に代入して y=5 です。x だけで終えず、「(3, 5)」と座標の形で答えます。
この回の対策の優先順位
まず、式を求める三つの型(傾きと1点・2点・平行)を、見分けて言えるようにします。次に、変域の書き方を数題で確かめます。そのあと、交点と動く点の問題を、計算過程を書きながら解く練習をします。
第4回定期考査(2月)
この回で出やすい単元
平行四辺形(定義・性質・条件、特別な平行四辺形)、平行線と角、多角形の内角・外角の和、三角形の合同条件と証明、二等辺三角形・直角三角形。年度によっては、一次関数の面積や交点の問題も入ります。
要点と覚え方・解き方のコツ
平行四辺形は、「定義」「性質」「条件」を分けて覚えます。性質は「平行四辺形ならこうなる」、条件は「こうなら平行四辺形になる」という向きの違いです。平行四辺形になる条件は五つです。2組の対辺がそれぞれ平行(定義)、2組の対辺がそれぞれ等しい、2組の対角がそれぞれ等しい、対角線がそれぞれの中点で交わる、1組の対辺が平行で長さが等しい。「必ず平行四辺形になるものを全て選びなさい」という問題は、選択肢を一つずつ、この五つと照らして答えます。失点は、「1組」と「2組」の読み落としで起きます。
証明は、決まった手順で書きます。まず仮定と結論を分けます。次に、合同を示したい2つの三角形を決め、頂点を対応する順に書きます。そのあと、等しい辺・角を三つ集め、それぞれに根拠を添えます。使う根拠は、対頂角、共通、平行線の錯角・同位角、平行四辺形の対辺・対角、二等辺三角形の底角、仮定です。三つそろったら、合同条件を書きます。合同条件は、3組の辺、2組の辺とその間の角、1組の辺とその両端の角の三つです。直角三角形では、斜辺と他の1辺、または斜辺と1つの鋭角になります。最後に「合同な図形の対応する辺(角)は等しい」と結びます。
角度の問題は、多角形の内角の和 180°×(n−2)、外角の和 360°、平行線の錯角、二等辺三角形の底角を、順に使います。補助線が必要な図は、平行線を1本ひくと、錯角が見えてきます。
こんな問題が出ます
問1 四角形 ABCD について、次のア〜オのうち、そうなっていれば必ず平行四辺形になるものを、全て選びなさい。ア 2組の対辺がそれぞれ等しい イ 対角線が垂直に交わる ウ 1組の対辺が平行で、その長さが等しい エ 1組の対角が等しい オ 対角線がそれぞれの中点で交わる
【答】ア、ウ、オ
解くポイント:五つの条件と1つずつ照らします。ア・ウ・オは条件そのものです。イの「垂直」は条件にありません。エは「2組の対角」なら条件ですが、「1組」だけでは足りません。「全て選びなさい」とあるので、一つ見つけて止まらず、オまで確かめます。
問2 平行四辺形 ABCD で、辺 BC 上に AB=AE となる点 E をとります。∠B=70° のとき、∠DAE の大きさを求めなさい。
【答】70°
解くポイント:△ABE は AB=AE の二等辺三角形なので、∠AEB=∠B=70°、∠BAE=180°−70°×2=40° です。平行四辺形の隣り合う角の和は180°なので ∠BAD=180°−70°=110°。よって ∠DAE=110°−40°=70° です。AD//BC の錯角で ∠DAE=∠AEB=70° と求めても同じ答えになります。
問3 平行四辺形 ABCD で、頂点 B、D から対角線 AC に垂線 BE、DF をひきます。BE=DF となることを証明しなさい。
【答】△ABE と △CDF において、仮定より ∠AEB=∠CFD=90°…(1)。平行四辺形の対辺は等しいので AB=CD…(2)。AB//DC で、錯角は等しいので ∠BAE=∠DCF…(3)。(1)(2)(3) より、直角三角形の斜辺と1つの鋭角がそれぞれ等しいので △ABE≡△CDF。合同な図形の対応する辺は等しいので BE=DF。
解くポイント:結論の BE と DF が入る三角形を、合同にしたい2つの三角形に選びます。「垂線」は仮定から90°になります。根拠の言葉(仮定、対辺は等しい、錯角は等しい)を、等しい理由として毎回添えます。対応する頂点の順(A と C、B と D、E と F)を崩さずに △ABE≡△CDF と書きます。
この回の対策の優先順位
まず、平行四辺形になる五つの条件と、合同条件の名前を、見ないで言えるようにします。次に、穴埋めの証明で根拠の言葉を覚えます。そのあと、白紙から1本、仮定・結論・三角形・根拠三つ・合同条件の順に書く練習をします。
つまずきやすいポイント・よくある失点
- かっこの前のマイナスを分配するとき、先頭の項しか符号を変えない。
分数の式の引き算でも、引く方の分子をかっこで囲まないと同じ失点になります。 - 累乗の符号を取り違える。
−7² を 49 とするなど、かっこの有無を確かめずに計算を始める失点です。 - 連立方程式で、係数をそろえるとき左辺だけ倍して、右辺を倍し忘れる。
分数・小数を整数にするときも、整数の項にかけ忘れます。 - 文章題で、聞かれた量とは別の量を答えにしてしまう。
道のりを聞かれているのに時間を答える、といった失点です。検算で防げます。 - 文字式の説明で、「n は整数」と書き出さない、最後に「(整数)×倍数」の形を示さない。
式の変形が合っていても、結びの一文がないと説明として完成しません。 - 変化の割合を、「x の増加量÷y の増加量」と逆にする。
変域では、傾きが負のときに大小の向きを逆にしないで、不等号が合わなくなります。 - 証明で、根拠の言葉を書かない、対応する頂点の順を崩す。
「錯角は等しい」「共通」などの理由が抜けると、部分点も取りにくくなります。 - 「全て選びなさい」「1つまたは2つ選びなさい」で、選びすぎたり足りなかったりする。
用語や定義を選ぶ問題は、計算が合っていても取れません。
今日からできる対策・勉強法
- 範囲表で単元名を確かめ、その単元の「型」から先に解く。
回の割り振りは年度で入れ替わるので、範囲表が最も確かな手がかりです。 - 式の計算は、毎日5分、途中式を1行ずつ書く。
符号を1行ごとに声に出して確かめると、符号のミスが目に見えて減ります。 - 連立方程式は、解き終わったら、もとの2つの式に代入して検算する。
検算までで1題と数えます。 - 文章題は、式を立てる前に「x は何を表すか」を書く。
「x=歩いた道のり」のように、単位つきで1行書きます。 - 証明は、解答を閉じて、白紙から書き直す。
解答を見て分かったことと、自分で書けることは別です。書き終えたら、根拠の言葉が全てそろっているか確かめます。 - 用語と定義は、1枚の紙にまとめて貼る。
平行四辺形の五つの条件、合同条件、変化の割合の式、傾きと切片の意味を書きます。
ここまでは読めば分かる。難しいのは、答案に仕上げるところです
ここまでの内容は、読めばやり方が分かるように書いたつもりです。ただ、二之江中の中2数学には、一人ではつまずきやすい部分が残ります。
- 証明・説明の答案を、自分では採点できない。
根拠の言葉が一つ抜けている、結びの一文がない、といった減点は、書いた本人には「書けた」と見えます。6〜8点の配点がある問題で、どこで点が消えたかは、他の人が読まないと見つけにくいものです。 - 「分かった」と「書ける」の差を、自分では見分けにくい。
解答を見て納得することと、白紙から書けることは別です。連立方程式の文章題や変域でも、解き方を見たときは分かるのに、数字が変わると手が止まります。 - どの型を優先するか、判断しにくい。
範囲表には単元名が並ぶだけで、その単元で過去にどの型が問われたかは分かりません。回の割り振りも年度で入れ替わるため、実際のテストを回ごとに見ていないと判断できません。
当塾では、証明や説明を実際に書いてもらい、根拠のどこが抜けたかを一つずつ確かめています。また、二之江中の過去のテストにもとづいて、繰り返し出る型と回ごとの出題の傾向をお伝えしています。
授業のあと、一人ひとりをどう個別に見ているかは、演習日に一人ひとりを個別に見る、一之江の塾の個別指導で紹介しています。
保護者の方へ
数学でつまずいているとき、家庭からは次のような様子が見えることがあります。計算問題は進むのに、文章題のページで手が止まる。ワークの証明の欄だけが白紙のまま残っている。答えは合っているのに途中式がなく、丸付けで×がつく。こうした様子があれば、「解けない」のではなく、「型を使って書く」ところで止まっている可能性があります。
保護者の方が、数学を教える必要はありません。連立方程式や証明は、大人も記憶があいまいな単元で、教えられないことに負い目を感じる方が多いのですが、家庭でできることは別にあります。たとえば「今日の数学で、いちばん時間がかかったのはどの問題?」「その問題、どこで手が止まった?」と聞いてみてください。答えの中身ではなく、止まった場所を聞くと、本人が自分でつまずきを言葉にするきっかけになります。
江戸川区で長年、地元の中学生を指導してきた立場から言うと、中2の数学は、連立方程式と一次関数を「型」で持てた生徒ほど、3年生の数学でも崩れにくいと感じています。実際に通っているご家庭の受け止めは、通っている生徒・保護者の声で読めます。
まとめ
二之江中学校の中2数学は、連立方程式・一次関数・図形の証明を主役に、同じ型が回や年を変えて繰り返し出るテストです。近年の並びでは、第1回は式の計算と連立方程式、第2回は連立方程式の文章題と一次関数の入口、第3回は一次関数、第4回は平行四辺形と合同の証明が中心です。ただし、単元が入る回は年度で入れ替わることがあります。まずは範囲表で単元名を確かめ、式の計算の符号と連立方程式の検算から始めてみてください。
よくある質問(FAQ)
Q. 二之江中学校の中2数学の定期テスト対策は、いつから始めればいいですか?
A. 式の計算、連立方程式の計算、一次関数の用語(傾き・切片・変化の割合)は、範囲表が出る前から始められます。範囲表が出たら、まず単元名を確かめ、残りの時間をその単元で繰り返し出ている型の練習にあてるのがおすすめです。
Q. 数学が苦手でも、今から点数を上げられますか?
A. 二之江中の中2数学は、1問2〜3点の計算・用語の小問が数多く並ぶテストです。苦手な場合も、まず式の計算と連立方程式の計算を取りこぼさないようにするところから始めると、点数が安定しやすくなります。
Q. 二之江中学校の数学の平均点はどれくらいですか?
A. 学校が公表する平均点については、当塾では把握しておりません。出題の傾向についてはお伝えできます。
Q. 体験授業だけ受けて、入塾しなくても大丈夫ですか?
A. 大丈夫です。2週間の無料体験授業をご用意しており、実際に受けてみて入塾が難しいと判断された場合は、お電話1本でお断りいただけます。お問い合わせフォームには「入塾しなくてもOK」の無料学習相談の選択肢もあります。
Q. 二之江中学校に通っていますが、テストの傾向を把握していますか?
A. はい。二之江中学校の定期テストの現物にあたり、回ごとにどんな単元と形式の問題が出ているかを整理しています。数学であれば、連立方程式や一次関数の型、証明の書き方、過程を書かせる問題まで見ています。
Q. 船堀から通っている二之江中の生徒もいますか?
A. はい。二之江中の生徒は一之江側・船堀側の両方から通っており、当塾にも船堀側から通う生徒がいます。松江一中・二之江中・松江六中など、船堀エリアの中学から一之江の教室に通う生徒を指導してきました。
【二之江中の中2数学でお悩みの保護者様へ】
「一度つまずいた単元を、どこまで戻ればいいのか分からない…」 「証明の答案が、これで点になるのか、親には判断できない…」
連立方程式や一次関数の型の練習、証明・説明の添削、二之江中の出題傾向にもとづいた指導について、まずは当塾にご相談ください。
宿題は簡単にこなせる量ではありません。その代わり、授業の翌日の演習日に、一人ひとりの宿題を設定し、分からないところと優先して取り組むところを個別に見ています。
東都ゼミナールでは、通常授業と演習日を含む2週間の無料体験授業をご用意しています。実際に受けてみて入塾が難しいと判断された場合は、お電話1本でお断りいただいてかまいません。無理な勧誘は一切いたしません。
入塾を決めていない段階での学習相談だけでも受け付けています。
船堀側から通う場合の通い方や指導の様子は、船堀・一之江エリアで定期テストに強い塾のページでも紹介しています。
著者:東都ゼミナール 代表 中里太一
江戸川区一之江で、地元中学の定期テストを現物で分析し、中学生の指導にあたっています。
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