定期テストで5教科460点以上とりたい時の勉強方法

少し前に定期テストで90点以上とるにはどうすればよいかをテーマに述べました。

今回は5科目の勉強方法に絞ってみていきます。

目次

前提条件として「基礎力があること」

全科目90点以上、合計で460点より上をいくことを目標にお話しします。

ということで今回も、まず基礎力がついていることを前提にします。

いきなりの90点は本当の実力での90点とは言えないからです。

50点、60点くらいからいきなり90点を越えるようになることはまずありません。あったとしても中学校の定期テストでは、テスト範囲の場所や量的なこと、出題の内容や問題のレベル、極端な話たまたまといったことから起こったにすぎません。

90点を越える目標、合計で460点以上とる目標を立てるからには、まず基礎ができていることが条件になります。基礎力がついているというのは、定期テストでいえば80点とれるレベルと考えて下さい。中学校レベルであれば、基礎がしっかりしていれば80点はとれます。

80点はとれているという人はこの勉強法で90点を越えられるようにして下さい。

90点に届いている人は、常にとり続けられることを、また、100点も取れるように目指して下さい。

80点に届いていないという人も、勉強方法とともに基礎をしっかりさせれば80点達成はできます。そうすれば90点をとるというのも決して無理なことではありません。

各科目の勉強方法

国語

教科書を読みこむ

出題される文章が分かっているのですから、一字一句すべて暗唱できるくらいに読み込んで内容を把握しておきましょう。

文章が長文であっても出題されるものが分かっているなんて、すごく有利です。こんなやりやすいテストはありません。

あと、指示語や段落の始めの接続詞には特に注意しておきましょう。

暗記物は絶対確実にしておく

まず漢字ですね。必ず出ますし、範囲が示されます。答えが分かっているわけですから、絶対に取らなければいけません。ミスも厳禁です。90点以上とるにはこういうところは完璧にしないといけません。90点以上とっている人はこういうところで落とすことはないのです。

他は出題範囲にもよりますが、暗記系は漢字のように完璧にしておかなくてはなりません。

故事成語や慣用句などの語句、古典の基礎知識や用語、漢文の知識事項なども同様です。

ワークの反復やノート暗記

国語に限ったことではないですが、ワークからの出題って意外に多いものです。ワークでは選択問題だったものが、テストでは記述になっているというようなことも多いです。定期テストではワーク反復が効果あることがわかります。

そして国語では特にノートの存在が大きいです。教科書にある同じ文章でも、先生によってポイントや伝えたいこと、学習してほしいものが割合違ってくるものです。もちろん指導要領なる基準があるので、大きくハズレはしませんが、先生オリジナルな要素が入ってくることが多いです。

こればかりは、ワークや市販の問題集、塾の教材もかなわないことがあります。ノートを暗記するくらいに読み込む、書いて体でも覚えて把握しておく、などしないとなりません。国語はノートの存在も非常に重要です。

市販の教科書準拠問題集を解く

90点以上とるためにはこういうことも必要です。元の文章は当然同じですが、様々な設問にあたれるので演習として役立ちます。ワークになく、ノートをもとに出される先生オリジナルの問題にも十分対応できると思います。

また、問題を多く解く練習にもなり、教科書にない初出の文章問題(先生によっては毎回1題出題するということもよくある)にも対応できることでしょう。

数学

ワークの反復とやりきることがポイント

前にも述べましたが、90点以上とる人はワークの反復回数が4~5回になります。この差が80点と90点以上になります。

また、たとえばステップ2とか、B問題やC問題、発展問題までやりきることが必要です。ここまでやり込んでおけば、普通の定期テストは取れます。数学でも、ワークの問題と酷似している問題、数字だけしか違わない問題の出題があります。

学校のワークをやりきっておけばよい場合は、これでOKです。テストのレベルが少し高い場合や、応用問題が必ず出る場合は、市販の問題集や、塾のテキストなどを使ってさらに練習しておく必要があります。

使えること、解けることがポイント

理解はもちろん、それがいろいろな場面で使いこなせるようにしないとテストに太刀打ちできません。数学で、80点なり、ある程度は取れるのに、そこで頭打ちになる人は、理解はしているものの練習量が足りなくて、ちょっとパターンを変えられたりしたときに引っかかっていることが多いです。

練習量を増やして、どんな出題でも解ける、使えるようにしておくことがポイントです。わかった、だけでなく、解ける・できるようにしなくてはなりません。

中学くらいであれば、理屈よりもまず、“解ける”ようにしておくだけでも十分通用することも多いものです。

やり方も重要

基本は大問1題やるごとに答え合わせをします。間違えたらそこに正解を書くのではなく、やり直します。そしてまた答え合わせをする。そうして全部正解したら次へ進みます。間違えたり、分からなかった問題にはチェックをしておいて繰り返します。

この反復だけでもけっこうな違いがあります。90点以上取る人は、つまずいた問題への対処がきちんとしています。難しいことではないです。できていない問題をできるようになるまで反復しているのです。これにそれなりの演習量が加われば当然力がつきます。

英語

教科書暗記が基本

定期テストであればまずこれです。何にしてもまず教科書からの出題ですし、その中に、文法、単語や重要語句も入っているからです。

しかも、中学くらいの教書内容であれば十分に暗記できるものです。テスト直前ではなく、3~4週間前から暗記しておけば、十分に間に合います。テスト前になって慌てることもなく、他の科目もあって大変だなんてことも心配する必要がありません。

単語・熟語も暗記しておく

これも教科書暗記と一緒に進めておきましょう。国語の漢字と同じです。やっておけば確実にとれます。そうしないといけないものです。

文法事項をおさえる

あとはこれですね。文法や、使い方のルールを把握しておくことです。

ここでやはりワークや、問題集の活用です。ワークは今まで述べてきたことと同様です。反復しておくことです。文法や言葉の使い方は変わるものではないですから、やり込んでおけば点がとれます。ここでも4~5回繰り返しておく。90点や100点とるには、市販の問題集をやることも効果あります。塾のテキストの応用部分を繰り返すという手もあります。

90点100点とるにはこれくらいやり込んでおく必要があります

理科

暗記する

大きなウェイトを占めるのはやはり暗記です。中学くらいであればこうなります。基礎の部分なのでこうなるものです。だから誰でも必ずできるものといえるでしょう。

90点以上とる人はどう違うか。覚えるのが早いとか遅いとかはあまり関係ありません。

違いは、漫然とは覚えないとか、集中力とか、設問に応じて適切にアウトプットして答えられるといったところでしょう。

暗記といっても、なにかと関連付けて覚える、仕組みや理屈もちょっとは考えて覚えるなどすると印象深く頭に入るものです。

ちょっとした工夫ですね。だからやり方を、自分なりに、自分に合った方法で工夫すればいいのです。

ただ、90点以上目指すとなると理屈や仕組みの理解もあったほうがいいです。いろいろな問題に対処できるようになります。ここが普通の暗記とちょっと違うところです。

いずれにしても90点以上とる人は、暗記ひとつとっても抜かりなくやれています。

ワークを反復する

理科ともなるとワーク反復そして暗記がより重要、ポイントになってきます。これも複数回などというあいまいなものでなく、4~5回繰り返すのが90点以上とるポイントです。

提出があっても、最近はワークの問題と解答の冊子が別になっていることが多いので、十分に反復できます。やりやすいので、これを怠るわけにはいきません。

解答の冊子が無い場合は、あらかじめコピーしておいて反復しましょう。

演習量を確保する

90点100点をとるには、暗記した上で、数学のように使えるようにすることがポイントです。暗記したことの確実なアウトプットとともに、計算問題もあるからです。

中学の定期テストの理科の計算問題は、数学なんかに比べればたいしたことはないのですが、理屈・仕組みの理解がいります。ただし演習量さえ確保してやっておけば問題はありません。ワークや学校のノートを活用して反復しておくといいです。90点届かない人は、ここのところが手薄ということが多いです。

理解して、“確実に解ける”ようにもしておく。理系科目のポイントといえます。

社会

暗記する

理科同様です。理社は暗記が基本ですね。

ただしやはりここが90点以上とるための違いです。

ただひたすら暗記は80点まで、90点以上とるには内容を考えての暗記にしないといけません。

理科と同じです。地理なら関連事項、歴史なら背景や大きな流れ、公民ならば身近な生活といったことをあわせて暗記を進めましょう。理解と暗記の合わさった状況が好ましいです。

そうすることで、社会も覚えたことのアウトプットが確実になります。これで万全です。

そもそも理解もしっかりしたものになりますから、知識としても大いに身に付きます。いろいろ知識があると、役立つだけでなく、自分にとっても有益、聞くこともあるかもしれませんが“人生豊か”になります。

ワークを反復する

これは理科と全く同じです。社会は特に、整理されてインプットして、正しくアウトプットできることが必要です。量をこなしておけば、これも確実に行えます。

ワークの使い方、提出も含めて、理科のところで書いたように社会も勉強進めて下さい。

ノートやプリント類がけっこう大事

これは国語に似たところがあります。先生オリジナルでまとめたノートやプリント類が社会ではよく使われます。良く言えば分かりやすい、悪く言えばマニアックな先生が多い!?(テストを考えないと決して悪いことではないと思うが)ということです。ノートやプリントしか使わない、そこからしかテストに出ない、ということもたびたび見かけます。

これはそのノートやプリント類をやっておくしかないですが、やることが決まっているのである意味やりやすいものです。半面、ワークや教科書に沿っていないので高得点がとりにくくもなります。

これで90点100点取るには、それらの教材をやり込んでおくのが基本なのと、市販の問題集や塾の教材で、知識をつけておくしかないでしょう。

でも、こうしておけば取れるものです。テスト範囲や先生の言ったことに忠実に勉強しておくこともカギになります。

90点以上とる人は、こういう時も話を聞いて抜かりなく対応しています。

まとめ

今回は5教科で90点以上とる、合計460点は越えるための、勉強方法に特化して述べてきました。

ポイント

①勉強量は確保する

②ワークをやりきる

③暗記は絶対確実にしておく

④理解するだけでなく使えるようにする

⑤ノートやプリント類もしっかり把握しておく

80点は取れるのに、90点を越えるたった10点前後のアップが意外に難しいことが多いです。でも基礎ができている中学生ならば、やり方によってすぐに達成できます。基礎がしっかりしているのですから、その先の積み上げはそう難しくありません。

ここで述べてきたことを実践して、現実のものにしましょう。

ちなみに、基礎ができていないからといって落ち込むことはありません。基礎力をつけて下さい。中学生くらいであれば、80点という目標は難しくありません。そして90点を越えることを目指せるようにしましょう。

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